QOL
休暇を満喫中のfour.engine.driverでございます。
昨日は何ヶ月ぶりに東京へ行ってきました!
久し振りに銀座で仲の良い子とお茶し、
夜は五反田で元同僚と待ち合わせ食事。訓練終了を祝ってくれました。
元同僚は前社の同期で、私の機長認定審査の立会いチェッカーでもありました。
そんな彼は4年前海外の航空会社へ転職。
当時チェッカーが会社を辞めると結構騒ついてました。
でもそこは会社が彼に対する扱い方などを見ていると自分としては納得します。
昨夜はそんな話で盛り上がりました。
そこで話になったのがQOL。
QOLとは「Quality of Life」、言わば「生活の質」ですかね。
日本人は働いてなんぼ、自分の時間を犠牲にしてまで働いて会社に貢献するという風習がいまでも残っています(全てではないですよ)。沢山働いて、沢山残業して、沢山稼ぐ。
逆の考えでは沢山稼ぐには沢山残業しなければならない。
本当にそんな人生でいいのか?
元同僚はそう感じたらしいです。
当時はシミュレーターが海外にあったため会社の規定により移動日は休日となっていました。本来休日とは自分の休み時間なので業務のことは一切やらなくても良いものの、そのようなスケジュールでやらざるを得ないのが現状。
休日も休めません。
自分も経験あります。休日に中部まで移動して翌日のフライトは早いパターン、となると早朝に備えるためには遅くても夕方までには中部入りしないといけない。関東から中部は電車ー新幹線ー電車の乗り換えがあるので最低4時間はかかる。なので昼過ぎに家を出ないといけない。
休日ですよ!
これが2日間の休日だとしたら実質家にいるのは1日とちょい。休めるわけがありません。
この件については抗議しました。中部への移動(その逆もある)は会社のスケジュールアサインだから勤務にするべきだと。
でも全く聞いてもらえませんでした。
確かに最初の頃は休日に移動はあっても年に1回か2回程度。なので誰も気にしていなかったのかもしれません。
しかし会社の拠点が増えるにつれその拠点からフライトが開始するパターンが増えてきました。なので本来のベースから乗員を移動させなければなりません。
それを昔の規定のまま行っちゃっているんですよね。
元同僚はそんな勤務を2年続けて決めたらしいです。このままでは自分が参ってしまう、と。
私もそうですが、今の勤務は毎月一定のまとまった休みを取っています。4日間フライトして1日ないし2日休むよりまとめてフライトしてまとめて休んだ方が身体的にも楽ですし、休日が休日らしく感じます。
QOLも良くなります。
自分のやりたいこと、旅行など思う存分楽しめます。フライトの準備もしなくていいし、正直会社のことは休みの間は忘れられるんですね。
日本の航空会社は乗員不足で悩まされていますが、利益追及のため便数だけは増やし続けています。そのしわ寄せが乗員に来るのです。
正直日本のLCCは長く続くのか、かなりの疑問を持ってきました。