経営統合
昨日ニュースで発表されました。
ANA、ピーチへバニラ統合 本社一部を東京へ、中距離LCC進出
経営者からしてみると今後激化されるアジアの空を早く対応出来るようにしたいという考え。
ここ最近東南アジア勢が勢いを増しており以遠権を使い日本を経由してさらに遠くまで就航地を広げています。
エアアジアXの関西ーホノルル。
スクートも同様の路線。
ジェットスターアジアのマニラクラークー関西など。
全てが東南アジア勢です。
日本のLCCも早く就航させたいが問題は運航乗務員の確保でしょう。
日本は海外と違いパイロットの養成が追いついていないのが現状です。2030年問題が騒がれていますが現状はパイロット不足問題はもう最終コーナーまで来ている感じです。
なので奥の手を講じた、って所でしょうか。
経営者からすればこれなら乗務員も確保は出来るしある程度は範囲も伸ばせると思います。
しかし会社にいるパイロットは複雑な気持ちでしょう。大体経営統合すると社員達は睨み合うのが通常です。
鶴社が統合した時も、青社が統合した時もパイロット相当ぶつかったと聞いてます。今もその影響が残っているのです。
そこで副操縦士が気になるのは機長昇格のタイミングでしょう。
通常統合される側は優先順位が低くなり、もしかすると機長になれる機会が遅れるかもしれません。
逆にここは平等にやるとなると統合する側の副操縦士は面白くないのです。
昇格問題は非常にセンシティブであり、世界中この問題で頭を悩ましてます。